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とみやぐらし編集部
富谷市の暮らし・子育て・グルメ情報を発信しています。
記事に登場する「トミー一家」による親しみやすい掛け合いで、富谷の魅力をお届けしています。

富谷市vs名取市、どっちが住みやすい?仙台ベッドタウンを「通勤・子育て・家計」で徹底比較

こんにちは、「とみやぐらし」のみやです。

「仙台のベッドタウン」として人気の富谷市と名取市。どちらも魅力的な街ですが、「結局、自分たち家族にはどっちが合うの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。

富谷市は「住み続けたい街」として評価が高く、特に小中学校の給食費無償化など子育て支援が手厚いのが特徴です。一方、名取市は仙台駅や仙台空港へのアクセスが抜群で、駅前の開発も進んでいます。

トミー「へぇ〜、そんな比較が知りたかった!」

みや「そうなの。通勤は駅近か車か、家計は支援の厚さか。暮らしの軸で選ぶのがコツだよ。」

この記事では、富谷市と名取市を「通勤・買い物・子育て」といった生活目線で徹底比較。あなたのライフスタイルに合わせた最適解や、現地確認のポイントを詳しく解説しますね。

目次

ベッドタウンの基本像を整理(富谷市×名取市の“生活インフラ比較”)

まずは、両市の「暮らしの土台」となる基本情報を整理してみましょう。同じ仙台の近郊でも、得意分野が違います。

位置・アクセス(仙台駅・泉中央・名取駅・空港の距離感)

「毎日の通勤・通学」は、住む場所を決める上で最も重要なポイントですよね。

名取市は、なんといっても「鉄道アクセスの強さ」が魅力です。JR東北本線や仙台空港アクセス線が通っており、名取駅から仙台駅までは最速で約13分。仙台空港へも直結しており、出張が多い方には非常に便利です。

一方、富谷市は市内に鉄道駅がなく、移動は「車」か「バス」が基本となります。仙台市地下鉄の終点「泉中央駅」(仙台市泉区)までバスや車でアクセスし、そこから地下鉄で仙台駅に向かう(泉中央駅〜仙台駅は約16分)のが一般的です。

富谷市中心部から泉中央駅までは車で15分~20分ほどですが、朝夕はバスの便数も多く設定されています。ただし、富谷市から仙台方面へ車で向かう際は、ラッシュ時の渋滞に注意が必要です。

商業・日常利便(モールとロードサイドの違い)

日常の買い物環境も見てみましょう。

富谷市は、国道4号線沿いを中心にロードサイド店が非常に充実しています。

「イオンモール富谷」や「コストコ富谷倉庫店」をはじめ、カインズやヤマダデンキなどの大型専門店が集中。週末に車でまとめ買いするスタイルに最適で、市外からも多くの人が訪れます。

名取市も「イオンモール名取」という巨大な商業施設があり、日常の買い物に困ることはありません。

特にJR「杜せきのした」駅周辺は新市街地として開発が進み、買い物施設や飲食店が集積しています。「なとりぱーく」のような屋内遊戯施設も人気です。

「車で効率よく買い回りができる富谷」と、「駅を中心にコンパクトに利便性が集まる名取」という違いがありますね。

トミー「へぇ〜、富谷は“市内で完結”、名取は“駅前でスイスイ”って感じだね」

みや「そうなの。まず“毎日の動線”を思い描くと違いが見えてくるよ」

子育て・医療・行政(制度の深さと情報入手性)

子育て世帯にとって最も気になるのが、支援制度や医療環境です。

まず「子どもの医療費助成」については、富谷市・名取市ともに「18歳年度末まで自己負担なし(所得制限なし)」となっており、宮城県内でもトップクラスの手厚さです。この点では両市に差はありません。

大きな違いが出るのは「学校給食費」です。

富谷市は「市立の小・中学校ともに完全無償化」を実施しています。

一方、名取市は「市立の中学校のみ無償化」(小学校は保護者負担)となっています。

例えば、小学生の子どもが2人いる場合、富谷市では給食費(年間約10万円前後)がゼロになりますが、名取市では負担が発生します。これは家計に直結する大きな違いですね。

富谷市の詳しい住みやすさの全体像については、以前に特集記事(富谷市は本当に住みやすい?10年住んだ本音と後悔ポイントを解説)で詳しくまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。

※制度に関する情報は変更される場合があります。最新の正確な情報は、必ず各自治体の公式サイトでご確認ください。

通勤・出張・単身の視点で比較(鉄道優位か、車中心か)

次に、ライフステージや働き方に合わせて、どちらが最適かを見ていきましょう。「移動のストレス」は日々の生活満足度に直結します。

鉄道×時間確実性(名取のJR&空港線/富谷はバス+渋滞耐性)

「時間厳守」が求められる働き方なら、名取市に軍配が上がります。

仙台駅まで約13分、空港へも直結というアクセスの良さは、特に電車通勤の方、出張やフライトが多い方には何物にも代えがたいメリットです。天候による遅延リスクも、車やバスに比べれば低いと言えます。

富谷市からバスで通勤する場合、ネックになるのが朝夕のラッシュです。特に仙台市へ抜ける「将監トンネル」や国道4号線は混雑しやすく、時間帯によっては通常より時間がかかることも。

ただし、富谷市は車社会が前提のため、時差出勤やリモートワークが中心の方であれば、このデメリットは大きく軽減されます。

富谷市の通勤ルートを詳しく知りたい方へ。→ 👉 富谷市から仙台への通勤渋滞を回避!時間帯・ルート別”時短”運転ガイド

富谷市のバス利用を確認したい方へ。→ 👉 富谷市民バスの使い方・路線・バスロケ完全ガイド|100円で賢く動く生活のコツ

クルマ中心の快適さ(駐車・買い回り・週末導線)

一方、「車中心の生活」なら富谷市が圧倒的に快適です。

ほぼすべての商業施設やスーパー、病院に無料の大型駐車場が完備されています。週末にコストコやイオンモールで大量に買い込んでも、そのまま車に積んで帰れる手軽さは富谷ならでは。

名取市も郊外は車社会ですが、駅近エリアでは駐車場が有料だったり、スペースが限られたりする場面もあります。駅近に住んで徒歩や自転車で生活を完結させたい方には名取が向いています。

単身・出張族・共働きの最適解

ライフスタイル別にまとめると、このようになります。

  • 単身者・出張が多い方:迷わず名取市(特に名取駅・杜せきのした駅の徒歩圏)がおすすめです。時間の確実性と空港アクセスの良さが光ります。
  • 共働き:両市とも選択肢になります。二人とも電車通勤なら名取駅近、二人とも車通勤、あるいはリモートワーク中心なら富谷市、という選び方ができます。
  • 家族帯同で出張が多い方:悩ましいところですが、「平日の通勤利便性(名取)」と「週末の家族での過ごしやすさ(富谷)」を天秤にかけることになります。

トミー「なるほど、“時間厳守は名取、週末コスパは富谷”で住み分けもアリだね!」

みや「うん、移動の“確実性”をどれだけ重視するかが分かれ目だよ」

子育て・家計の視点で比較(制度×コミュニティ×安全感)

子育て世帯にとっては、制度の手厚さと日々の安心感が最重要項目です。

家計インパクト(給食無償化・医療費助成の差分)

先ほども触れましたが、家計へのインパクトで両市の差が明確に出ます。

富谷市

  • 子どもの医療費:18歳年度末まで無料
  • 学校給食費小・中学校ともに無料

名取市

  • 子どもの医療費:18歳年度末まで無料
  • 学校給食費中学校のみ無料(小学校は保護者負担)

医療費については両市とも非常に手厚く、差はありません。

大きな違いは「小学校の給食費」です。富谷市では小学生の子どもがいる家庭は、その人数分の給食費がゼロになります。これは大きなアドバンテージですね。

※制度の詳細は、お子様の年齢や状況により異なる場合があります。必ず最新の公式情報をご確認ください。

日常の安心感(静かさ・治安・公園/児童館)

富谷市は、新興住宅地が多く、区画が整理されていて道も広いため、全体的に静かで落ち着いた雰囲気があります。治安も良好で、「子育てしやすい静かな環境」を求める方には最適です。

名取市も、駅前エリアは再開発によって歩道や街灯が整備され、非常にきれいです。駅周辺は人通りもあり、夜道も比較的安心感があります。また、沿岸部では「ゆりあげ港朝市」など、昔ながらの地域の活気を感じられる場所もあります。

どちらも子育て世帯が多く住んでおり、公園や児童館などの施設は整備されています。

情報の取り方・コミュニティ参加

富谷市は「日本一住みやすい街」を目指し、移住者や新しい住民を歓迎する雰囲気があります。子育て支援センターなども活発で、ママ・パパ同士のコミュニティに参加しやすい環境です。

名取市も、駅前のイベントや朝市などを通じて、地域の人とつながる機会があります。また、沿岸部では東日本大震災の経験から防災学習の機会も設けられており、地域コミュニティの結びつきが強い側面もあります。

トミー「医療費がどっちも無料なのは安心だね!富谷は小学校の給食費も助かるなぁ!」

みや「そうだね。特に小学生のお子さんがいる家庭だと、富谷市のメリットは大きいかもしれないね」

住宅・相場・エリア選び(“駅徒歩圏”か“車2台前提”か)

住みたい街が決まったら、次は具体的なエリア選びです。ここでも「駅」と「車」がキーワードになります。

名取の狙い目(名取駅・杜せきのした・閖上)

名取市で物件を探すなら、JR「名取」駅、または仙台空港アクセス線「杜せきのした」駅の徒歩圏が人気です。

駅徒歩圏のメリットは、通勤・通学の利便性はもちろん、夜遅くなった時の安心感、車を手放す選択肢も持てることです。

また、沿岸部の「閖上(ゆりあげ)」地区は、震災後に美しく再開発され、新しい住宅地が広がっています。ただし、海に近いエリアを選ぶ際は、ハザードマップを確認し、防災面も考慮に入れる必要があります。

富谷の狙い目(明石台・成田・大清水・日吉台)

富谷市は「車2台前提」のエリアがほとんどです。その中でも、仙台市泉区に近く、泉中央駅へのアクセスが良い「明石台」「成田」「大清水」といったエリアが特に人気です。

これらのエリアは、コストコやイオンモールへのアクセスも抜群で、週末の買い出し効率が非常に高いのが特徴です。

富谷市はエリアごとに特色があります。

富谷市内のエリア選びを詳しく知りたい方へ。→ 👉 富谷市の住宅地ガイド決定版|4つの主要エリア(明石台・成田・日吉台・大清水)+周辺地区の生活動線を地元目線で総まとめ

明石台エリアの詳細を知りたい方へ。→ 👉 明石台エリア(富谷市)は本当に住みやすい?イオン・ヨークベニマル周辺の利便性と、子育て・交通のリアルな声

成田エリアの詳細を知りたい方へ。→ 👉 富谷市成田エリアの住みやすさ徹底検証!坂や雪、子育て環境のリアルを地元目線で解説

試算テンプレ(初期費+月次)

家計を比較する際は、家賃や住宅ローンだけでなく、「暮らし方コスト」も考慮しましょう。

モデルケース駅徒歩生活(名取)車中心生活(富谷)
住居費やや高め(駅近)抑えめ(郊外)
交通費定期代ガソリン代×2台
車両費なし or 1台分車検・保険×2台
食費外食・中食 多め?自炊・まとめ買い 多め?
教育費小学校給食費あり小・中給食費ゼロ
医療費18歳までゼロ18歳までゼロ

※あくまで一例です。ご自身の家族構成やライフスタイルに合わせて試算してみてください。

トミー「数字にすると“暮らし方コスト”の差が見えるね!」

みや「そう。移動手段は“毎日の固定費と時間”に直結するからね」

現地チェックリスト(半日で差がわかる視察動線)

パンフレットやネットの情報だけではわからない「リアルな暮らし」を体感するために、必ず現地を視察しましょう。その際は「時間帯」を変えてみるのがコツです。

富谷チェック(平日午前の買い物&夕方ラッシュ観察)

富谷市をチェックするなら、2つの時間帯がおすすめです。

1つは「平日の午前中」。イオンモールやコストコ、カインズなどを回り、駐車場の広さや、平日の客層、買い物のしやすさを体感してみてください。

もう1つは「平日の夕方(16時~18時頃)」。実際に車で国道4号線や将監トンネル周辺を走り、仙台市境のラッシュがどの程度なのかを肌で感じてみましょう。

名取チェック(朝の名取→仙台/夜の駅周辺徒歩)

名取市は「朝の通勤時間帯」と「夜の帰宅時間帯」が勝負です。

朝、実際に名取駅から仙台駅までJRに乗ってみて、「13分」の速さと混雑具合を体験します。

夜は、仕事帰りを想定して、駅周辺の明るさや人通り、スーパーの営業時間などを確認しながら、物件候補地まで歩いてみるのがおすすめです。閖上エリアを検討する場合は、日中に海までの距離や防災施設も見ておくと良いでしょう。

家族同伴テスト(ベビーカー/自転車/雨の日)

もし可能なら、家族全員で、特に「雨の日」に視察することをおすすめします。

ベビーカーでの移動のしやすさ、駐車場の動線、雨の日の車の乗り降りのストレスなど、晴れた日には見えない「生活の本番」がわかりますよ。

トミー「視察は“時間帯しばり”が命なんだね!」

みや「うん、朝夕と雨の日を見れば“暮らしの本番”が分かるよ」

まとめ:富谷市vs名取市 あなたに合うのはどっち?

富谷市と名取市、どちらも魅力的なベッドタウンですが、得意分野が異なります。

  • ✅ 公共交通(電車)重視・出張多めなら「名取市」(仙台駅13分・空港直結のアクセスは最強)
  • ✅ 小学生の家計負担減・車での買い出し効率なら「富谷市」(小・中学校の給食費無償化は大きな強み)
  • ✅ 子どもの医療費は「両市とも18歳まで無料」で手厚い
  • ✅ 物件選びは「駅徒歩圏(名取)」か「車2台前提(富谷)」かで戦略が分かれる
  • ✅ 現地視察は朝夕&雨の日の“本番時間”で必ずチェック

泉区・大和町との比較も気になる方へ。→ 👉 【住むならどこ?】富谷・泉区・大和町の比較|地価・通勤・教育で選ぶ宮城の暮らし

利府町との比較も確認したい方へ。→ 👉 【富谷市 vs 利府町】住みやすさ徹底比較!「住みここち1位・2位」の2市町、子育て・交通・買い物で選ぶならどっち?

トミー「暮らしのコツ、かなり見えてきたよ!」

みや「家族の“時間とお金”に合う選び方で、無理なく続く暮らしにしようね」

編集後記

富谷市と名取市。こうして比較してみると、本当に個性が見えて面白いなと感じます。

子育て支援の手厚さ、特に医療費無料化は、どちらの市も「子育て世帯を応援しよう」という強い意志を感じますね。その上で、富谷は「日々の家計(給食費)と車生活」、名取は「時間(アクセス)」に投資している、とも言えそうです。

あなたの家族が一番大切にしたい「軸」は何か。それが見つかれば、きっと答えは出るはず。

この記事が、あなたの新しい暮らしのスタート地点になれば嬉しいです。

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富谷市の各エリアの特徴を詳しく知りたい方へ。→ 👉 富谷市の住宅地ガイド決定版|4つの主要エリア(明石台・成田・日吉台・大清水)+周辺地区の生活動線を地元目線で総まとめ

他のエリアとの比較も気になる方へ。→ 👉 【住むならどこ?】富谷・泉区・大和町の比較|地価・通勤・教育で選ぶ宮城の暮らし

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この記事を書いた人

この記事は「とみやぐらし編集部」が執筆しました。
宮城県富谷市の暮らしや子育て情報を、もっと身近に楽しく知ってもらえるように運営しています。

記事には、外国人パパのトミー、地元出身のママ・みやさん、そして3人の子どもたち(ひより・カイ・リク)が登場。家族の会話を交えながら、富谷での生活をイメージできるように工夫しています。

紹介している情報は実際に集めた公開データや地域の声をもとにしています。移住を検討中の方も、地元で子育て中の方も、安心してご活用ください。

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